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舟崎克彦さんを偲んで2

あの日から1年…。

舟崎克彦

舟崎さんが旅立たれて今日で丁度1年経ちました…。今だに何だか現実ではないような心持ちです。
「舟崎です!やあ元気?時間が空いていたら吉祥寺で一杯どう?とりあえず近江屋に6時集合で」という渋い声の電話が今でもかかってきそうでなりません…。
この写真は『たんていピンポン!!』が出来た時に本に挟み込んであったチラシのものです。いい感じの表情をされていたのでUPしてみました。ついでにそのチラシにあった紹介文もお人柄を偲ばせるものがありますので載せてみますね。

たんていピンポン・幼年童話
「本のなかではどこへでも行ける」
 この物語の主人公ピンポンは、ロンドンで優雅(?)なひとり暮らしをしている中年の探偵です。子ども向けの本なのに? と思う方もいるかもしれませんが、きっとそれは、おとなの意見です。子どもたちは、おとなが思っているほど子どもではないし、もっとおとなの世界を知りたいと思っているはずです。「たんていピンポン!!」は、そんな子どもたちとおとなの世界とをつなぐ扉……生きていればいろんなことがあるし、大変なこともあるけど、それはすごくおもしろいものだし、「おとなって、けっこういいよな」と感じてもらえる一冊です。 本を開くと、そこには未知の世界が果てしなく広がっています。この本を読んでくれるすべての子どもたちに、冒険心と新しい発見を贈ります。


舟崎克彦・幼年童話

仏頂面のブルドックの探偵ピンポンのイメージは野村克也。奔放でピンポンを振り回すネズミのお嬢さんのイメージは神田うの、ということをおっしゃっておられましたが、ピンポンは間違いなく舟崎さんご自身を投影されたものでもあったと思います。 出来の悪い一人でポッンとしている学生ほど気になり、大きなキャパで手を差し伸べるタイプの心優しい先生でした…。

尚、現在、豊島区新庁舎3階西面で、追悼企画「舟崎克彦と豊島区」11月30日まで展示されています。
お近くにお寄りの際は是非のぞいてみてください。
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プロフィール

荒木慎司

Author:荒木慎司
神戸市生まれ。東京都在住。

CGクリエイター
装画装丁家
絵本作家
■1995年小学館の月刊おひさま創刊号より『ファンファン・ファーマシィー』作/柏葉幸子・絵/荒木慎司を連載し、1997年『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』としてテレビアニメ化(小学館・テレビ朝日・東映アニメーシヨン)され、同時にマーチャンダイジング展開(バンダイ・バンプレスト・アサヒコーポレーション・キングレコード・ユニバーサルビクター・セイカノート・マックスファクトリー・森永製菓など)された。

■絵本では『ゴーヤーマン』全4巻 インターメディア出版・長崎出版。
『世界にたった2人の君とぼく』ダイヤモンド社
◉ASIAGRAPH 2008 in Tokyo-ASEAN+3CGアートギャラリー公募第一部門 優秀作品。
◉第39回現創展キャラクターアート部門にて銀賞受賞。

■幼年童話では『たんていピンポン!!』小学館 作/舟崎克彦など 。

■『話を聞かない男、地図が読めない女』主婦の友社、『カエルを食べてしまえ!』ダイヤモンド社、『五代目柳家小さん落語全集』小学館などの装画装丁多数。
◉『嘘つき男と泣き虫女』主婦の友社で第10回 APPA(アジア・太平洋出版連合)出版賞 一般書籍部門銀賞受賞。
◉2013年『変身』カフカで東京装画賞 会員賞受賞。

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