CGクリエイター荒木慎司のサンプリングルーム
装画、装丁、絵本、幻想絵画などの創作活動ブログです
舟崎克彦さんを偲んで
舟崎克彦さんを偲んで
舟崎さんが旅立たれて丁度半年が過ぎました....。去年の10月21日に大学の教務課で舟崎さんの訃報を聞き、余りにも突然だったのでショックで愕然としました。その日はどうやって帰宅したか記憶がないくらいです。亡くなられたとは知らず、10月15日の夜にご機嫌伺いのメールをお送りしても、いつもの様にすぐに返信がないので気にはなっていたんですが、こちらは検査等々で遅れているのだろうと勝手にいいように思っていました....。舟崎さんのお気持ちを配慮し、近親者のみなさまのみのお葬式・告別式だったので、ぼくたちは何のお別れの機会などがないまま今日を迎え、どうも未だに実感がなく漠然とした日々を過ごしております。

相変わらず舟崎さんといつもご一緒した吉祥寺で深酒をすることがあって、ついつい舟崎さんのことを思い出します。あるお正月では、家に送られた来たカニが小さい冷凍庫に入らず、それを肴に呑みませんかとお宅へお邪魔して、気がついたら3日間呑み続けていたことも懐かしい思い出です。しかしよくいろいろな美味しいものをご馳走になり、そして杯を交わしました。最後に呑んだのは去年の5月14日「児雷也」の担当編集者さんと3人で1日かけてタクシーに何度も何度も乗り換え取材し、終えてから不忍池の近くの老舗鰻割烹「伊豆栄 不忍亭」で鰻で一杯やったこと。そしてJR吉祥寺のホームの階段を下って行く白い帽子と白い麻の上下の後ろ姿を見送ったのが最後の最後となりました....。考えてみると、最初に仲良くなったきっかけも吉祥寺の公園口を出たすぐでバッタリお会いしたのが始まりでした....。

いや〜寂しいです。そして最後にあれ程楽しみにされていた「児雷也」の打ち上げが出来なくて本当に残念でした。最後の作品、ご一緒出来て心から幸せでした。そしていつも嫁も含めて可愛がったいただき感謝の気持ちでいっぱいです!!!
舟崎さんからは「何だ~、死ぬのってこんなに自由で素晴らしいことだったのか~!現世を生きている時は思いつかなかったけど、こんなのを創作で書いてみたかったな。真実は想像を超えて本当にすごいな~~!!!荒木くんも早くこっちへ来て一杯やれば楽しいのに...」ってお声が聞こえて来そうですけど。
今頃は堀内誠一さんやエンデさんと語らいながら心置きなくグラッパを呑まれているのでしょうね。

こちらはもう少しこの世での用事を片付けたら、またカニでも手土産をぶらさげてそちらへ伺いたく思います。ので、それまでお元気で舟崎先生〜!
舟崎さんが旅立たれて丁度半年が過ぎました....。去年の10月21日に大学の教務課で舟崎さんの訃報を聞き、余りにも突然だったのでショックで愕然としました。その日はどうやって帰宅したか記憶がないくらいです。亡くなられたとは知らず、10月15日の夜にご機嫌伺いのメールをお送りしても、いつもの様にすぐに返信がないので気にはなっていたんですが、こちらは検査等々で遅れているのだろうと勝手にいいように思っていました....。舟崎さんのお気持ちを配慮し、近親者のみなさまのみのお葬式・告別式だったので、ぼくたちは何のお別れの機会などがないまま今日を迎え、どうも未だに実感がなく漠然とした日々を過ごしております。

相変わらず舟崎さんといつもご一緒した吉祥寺で深酒をすることがあって、ついつい舟崎さんのことを思い出します。あるお正月では、家に送られた来たカニが小さい冷凍庫に入らず、それを肴に呑みませんかとお宅へお邪魔して、気がついたら3日間呑み続けていたことも懐かしい思い出です。しかしよくいろいろな美味しいものをご馳走になり、そして杯を交わしました。最後に呑んだのは去年の5月14日「児雷也」の担当編集者さんと3人で1日かけてタクシーに何度も何度も乗り換え取材し、終えてから不忍池の近くの老舗鰻割烹「伊豆栄 不忍亭」で鰻で一杯やったこと。そしてJR吉祥寺のホームの階段を下って行く白い帽子と白い麻の上下の後ろ姿を見送ったのが最後の最後となりました....。考えてみると、最初に仲良くなったきっかけも吉祥寺の公園口を出たすぐでバッタリお会いしたのが始まりでした....。

いや〜寂しいです。そして最後にあれ程楽しみにされていた「児雷也」の打ち上げが出来なくて本当に残念でした。最後の作品、ご一緒出来て心から幸せでした。そしていつも嫁も含めて可愛がったいただき感謝の気持ちでいっぱいです!!!
舟崎さんからは「何だ~、死ぬのってこんなに自由で素晴らしいことだったのか~!現世を生きている時は思いつかなかったけど、こんなのを創作で書いてみたかったな。真実は想像を超えて本当にすごいな~~!!!荒木くんも早くこっちへ来て一杯やれば楽しいのに...」ってお声が聞こえて来そうですけど。
今頃は堀内誠一さんやエンデさんと語らいながら心置きなくグラッパを呑まれているのでしょうね。

こちらはもう少しこの世での用事を片付けたら、またカニでも手土産をぶらさげてそちらへ伺いたく思います。ので、それまでお元気で舟崎先生〜!
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コメント
Re: タイトルなし
勝川先生、あたたかいコメントありがとうございます!
まだまだ実感は薄く、飲みに行くお誘いの電話が今でもかかってきそうです。
大学の教授室のドアを開けるとまだそこもおられるような気がします。
今は違う外国の先生のお名前に変わっていますけど.....。
まだまだ実感は薄く、飲みに行くお誘いの電話が今でもかかってきそうです。
大学の教授室のドアを開けるとまだそこもおられるような気がします。
今は違う外国の先生のお名前に変わっていますけど.....。
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先生の遺志を継げるのは荒木先生しかいないと思う。